レジ袋有料のその後



レジ袋有料化が2020年7月よりスタートして4ヶ月が過ぎました。袋の有料化はより身近になり、マイバック、レジ袋の再利用、袋の辞退など私自身意識が変わってきたように感じられます。

普段使用する頻度が高いスーパー、ドラッグストアーなどの日用品ではマイバッグやレジ袋再利用など環境意識も高くなっております。

コンビニではレジ袋の辞退が70%以上となったそうです。その反面、通販サイトではレジ袋が通常の3倍売れておりレジ袋の削減につながっているかは微妙な感じです。このデータには実はレジ袋は一度使用して捨てることもありますが、再利用というニーズがあるのではないかと読み取れます。これまで買い物した時にもらった袋は何気なく溜めておいて、何かの時に使用しておりませんでしたでしょうか?そういった方が袋が足りずに購入しているのではないでしょうか?

私も実際にちょっとした小さなごみを捨てるのに重宝しており、レジ袋を一回で捨てずに再利用目的で取っておいたものです。

有料・無料配布をしているお店も記憶に残るようになって来た頃なので、今一度レジ袋について、バイオマスプラや袋の厚みを上げるなど無料配布について再検討してみてもよいのではないでしょうか?

弊社のお客様はスイーツの製造販売をしているところが多いのですが、バイオマスレジ袋や厚みを上げた再利用目的の袋などは無料配布ができるものに変えているところはまだまだ少ないように感じられます。

バイオマスレジ袋や袋の厚みを上げる方法でレジ袋を変更したお客様はまず無料配布できるので、有料にせず、無料配布を採用されております。

観光地やお土産、ギフトなどが多いお店ほどその傾向が強いです。

プラスチックと良い付き合い方ができるように、再利用という使用で環境に貢献するのがより簡単にできる取り組みなのではないかと感じました。

また、弊社では既製品として下記内容の商品販売を開始しましたので、ご案内させて頂きます。

間口の広いものを入れるのに適しているサイズ
バイオ’Aトップバック花柄
バイオスマートバック
を取り揃えております。(バイオマス30%含有)

既製品レジ袋では、全国菓子工業組合連合会斡旋品として3種類のサイズがございます。その他、別注サイズやオリジナルの印刷などお気軽にご相談頂ければと存じます。

※ご参考まで
■レジ袋有料化義務化の対象となるもの
1.バイオマスプラスチック
  配合率25%以上(今後配合率は徐々に高くなります)
  ※植物性由来の原料で環境負荷低減
2.プラスチック製袋の厚み50μ以上
  ※繰り返し使用し環境負荷低減
3.海洋生分解性プラスチック製袋

レジ袋有料化の目的として、「事業者への周知・国民理解の促進に向けて」
1.消費者がマイバッグを持参する習慣を根付かせるため
2.身近なライフスタイル変革の第一歩
3.買い物袋以外も含めてプラスチックとのスマートな付き買い方
4.バイオプラスチック等の代替素材への転換
5.環境価値の理解促進
とされており、我々事業者は環境負荷の少ない代替できるプラ製品をより一層皆様へ周知ご提案するのは当たり前ですが、日々新しくなる情報やお客様の使用現場の声、さらにその先にあるお客様の声に傾聴し、ニーズに合った提案をして参ります。

※参考資料  経済産業省 第4回産業構造審議会 産業技術環境分科会 廃棄物・リサイクル小委員会 レジ袋有料化検討ワーキンググループ、中央環境審議会循環型社会部会 レジ袋有料化検討小委員会 合同会議 資料1-2プラスチック製買物袋の有料化のあり方について 資料2 事業者への周知・国民理解の促進に向けて

■マーケテイング部 藤本