抗菌性を付加したパッケージ提案
昨今、コロナウィルスの影響で人々の生活様式が大きく変化しました。
菓子業界においては観光、旅行業の減少に伴い、現地で購入する土産菓子が下がっているが、どら焼きや団子などの餅菓子、饅頭などの日配品は地元需要がとても多く、コロナ前より数量が伸びたお菓子屋さんが多かったり、ネット通販で進物(贈り物)や自分のごほうび菓子として購入される消費者も多く、春先に落ち込んでいた菓子需要も夏、秋に向かって少しずつ回復してきているので菓子業界にとっては良い傾向です。
その中で今後の菓子パッケージはデザイン性、パッケージの機能性の他に抗菌性について注目されております。
抗菌とは菌の増殖を抑制する事で殺菌や除菌の様に菌を取り除く事はできませんが、土産菓子の様な店内に多く並べる商品は不特定多数の消費者が手に触れる為、抗菌加工されていると消費者の心理としては購入しやすくなるので今後抗菌パッケージを目にする機会が増えると思います。
抗菌パッケージの例としては、食品に直触れできない紙に特殊コーティング(塗布)して食品直触れ可能にできる加工が以前からありましたが近年では塗布材にAG(銀粒子)を混ぜ合わせて抗菌効果を付加できるようになりました。
またパッケージに欠かせない印刷においても抗菌インクを使用し、文言や使用しているマークを入れる事で消費者の手にとりやすい工夫をする事が可能です。
さらには紙自体に消臭・抗菌性が付加された抗菌紙も開発されているので、紙手提げ袋や美粧性の高い紙箱等の2次利用されやすいパッケージには抗菌加工が当たり前になってくると思います。
弊社ではいち早く抗菌に着手し、紙からフィルムに至るまでのノウハウがございます。
ウイルスや菌に敏感な昨今だからこそ、現在、使用しているパッケージに抗菌の付加価値を検討の際は是非、弊社までお問い合わせ下さい。
■マーケティング部 主査 中久喜 誠