Our History
現代の羊羹パッケージは 弊社から始まった。
羊羹包装を発明した、ANZEN・PAXの創業期。
羊羹は豊臣秀吉が治世していた安土桃山時代に創製され、その後江戸時代中期に江戸で現在の煉羊羹が完成したと云われています。(諸説あります) その保存方法は、切り分けた羊羹を竹皮や経木で包装するしかありませんでした。
明治を過ぎ、産業革命によってアルミニウムなどが日本にもたらされ、食品全体の包装=パッケージングが大幅に進化。その流れを受けて人形町で羊羹職人をしていた弊社初代尾関勇吉は羊羹の画期的なパッケージングを思いつきます。
それが、昭和初期に一般流通をしていたアルミ箔と紙を貼り合わせたアルミ箔紙をつかったパッケージ、竹印製袋(たけじるしせいたい)。 表面にグラビア印刷で竹の皮の意匠を表現し、天然のりを使ってガゼットといわれる折りたたみ密封袋を作りました。 これにより袋に羊羹をダイレクト充填することが可能になり、画期的に日持ちが伸びたのです。
多様なアイテムから充填機まで、 専門性高いラインナップを実現。
羊羹パッケージは戦時中には軍用品として、羊羹製造に伴い生産量も伸長。
その後、多様なプラスチックが日本に導入されると、その一つであるポリエチレンのラミネートを使用したアルミ箔のガゼット袋、通称銀セロ製袋が完成。 高度経済成長と共に弊社の業績も飛躍的に伸びました。
今では、昭和初期から使用するセロファンを使用した、元祖銀セロ製袋ばかりでなく、ポリエステル樹脂の銀セロ袋を始め、特殊な丸型羊羹専用容器アップスティック、マルチカットの立体アルミケースなど数百種の羊羹専用パッケージを作っています。
もちろん羊羹製造にまつわる充填機械の販売も、和菓子店様の製造規模に合わせた提案と共に行っています。 弊社オリジナルの小型充填機のほか、ハンドシール機、流し台など他にはない複合提案なら弊社にお任せください。