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この菓子達には確かに「温かみ」があった。

店内は3、4人立つのがやっとほどの小さな空間で、真っ白な壁に木張りの床。そこに大きな窓から秋の日差しが柔らかく注ぎ込む。入り口すぐ右側に、だいぶ使い込まれているだろう年季の入った腰丈ほどの木製テーブル、ここに真っ白な布と籠が置かれ、並んだ焼き菓子達それぞれに手書きの価格と菓子の説明が添えられる。左の棚にはパウンドケーキが、正面レジ前の木箱には、タルトと季節の生菓子が数種並ぶ。木箱から顔をのぞかせるその奥ゆかしい姿を見つけた時の感覚は、森の中で小動物と出会った時のような、小さな発見に胸躍らせるそれに近く、図らずもしばし時が経つのを忘れて見入ってしまう。

三鷹駅の北口から歩くこと十数分、閑静な住宅街を抜けて、昔ながらの地元の商店街を少し入ったところに、その焼き菓子屋はあった。白い壁に木製の軒、いじらしく「co-ttie」と記された看板は、不思議と自然に街並みに解けこんでおり、気を付けて見ていないと通り過ぎてしまいそうである。

何か特徴立った、驚きに溢れるような美味しさという訳ではない。例えば、林檎のタルトには、ほのかに甘くさっくりとしたタルト生地に、林檎の甘みと皮のほろ苦さがあるように。例えば、フィナンシェには、固くなり過ぎない程度に香ばしく焼き上げられた生地に、バターの甘みが染み渡り、それでいてしつこくなく、後引きの良い口当たりがあるように。ごく自然な味わいがそこにあるだけに過ぎない。しかし、この一つ一つの「自然」にこそシェフの想いが宿り、どんな原材料・香辛料を使おうとも、それ自体の力に依存しているだけでは叶わぬ、いわんや量産では無し得ぬ、「温かみ」が感じられる。

「温かみ」、それは定義で縛ることの出来ぬ、人の抱く漠然とした印象に過ぎない。それが何かと改めて問われれば答えに窮する。なれば、この菓子は心で味わうものである。心の感ずる「温かみ」。言葉でその答えは出なくとも、確かな応えは感じられる。それは「笑顔」にほかなるまい。


■co-ttie(焼き菓子 コティ)
住所:東京都武蔵野市西久保2-25-15
電話:0422-55-5422
営業時間:12:00〜20:00
定休日:毎週月曜日・第3日曜日
(祝日は営業し、翌日休み)
夏季・年末年始休業あり
http://co-ttie.com/access/cot_acces.html

(text&photo by竹野由航)
 




二子玉川ライズの2階に9月オープンしたマーガレット・ハウエルのカフェ。ウィメンズ・メンズ・ハウスホールドグッズの全カテゴリーが揃うショップの奥に、カフェが併設されています。デリまでいただけるカフェは日本ではこちらが初、とのこと。

黒×白×ナチュラルウッドのインテリアで統一されたシンプルな店内では、ショーケースに並ぶ野菜をふんだんに使ったモダンブリティッシュスタイルのデリやパイ、マフィンなどがいただけます。どれも美味しそう!全て店内のキッチンで作られ、ショップでも販売されているカトラリーで頂くことができます。もちろんテイクアウトもOK。

今回は大好きなキャロットケーキをいただきました。ストンとしたシルエットに帽子を被ったような可愛らしいビジュアルながら、甘さは控えめ。生地は比較的ふわふわとしていて、その分食べ応えも満点!それもそのはず、なんとシフォンケーキと同じ材料でできているのだとか。ボリームのわりにもたれないもの納得です。トップのチーズクリームはほんのりレモンの酸味を感じ、クリームの有無で味の印象が変わるので最後まで飽きることなくいただけます。

シンプルでどこか無骨さも感じるイギリスのスイーツとスッキリとナチュラルが絶妙なバランスのメンズライクなインテリアの店内。カフェを利用することによって、ブランドが醸し出す空気感=哲学をより身近に感じられる気がします。もちろん店内で使用されている食器やカトラリーはショップにて購入可能。

カフェに行ったあとは、スタイルのある暮らしを目指して、お家の片付けもはかどるかも!?

 

■マーガレット・ハウエル ショップ&カフェ
住所:東京都 世田谷区 玉川2-21-1
        ライズ・ショッピングセンター・タウンフロント2F
電話:03-3700-1810
営業時間:10:00〜21:00
不定休
http://www.margarethowell.jp/

(text&photo by島祐子)



 




 

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