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2012年3月24日。作家の池波正太郎がこよなく愛した神田のフルーツパーラー『万惣』が160年余の歴史に幕を閉じました。この老舗の閉店のニュースはあっと言う間に世間に広がり、最後の日まで閉店を惜しむファンの長蛇の列は絶える事はありませんでした。

あれから約1年。万惣で働いていた職人さん達が集まり『ホットケーキパーラーFru-Full(フルフル)』をオープンしました。お店は赤坂の道から少し外れた閑静な場所にあり、地図を見てもちょっと分かりづらいですがそんな事はものともしない盛況ぶり。来店した際は店内はほぼ満席でした。

店内は木目と白を基調として温かみがありとても明るく居心地がいいです。女性が多いのが頷けます。早速ホットケーキ2枚¥600とフルーツパフェ¥1200をオーダー。銅板で焼いたホットケーキの表面はしっかり焼き目がついて香ばしく、中はふわっ。テーブルには『ホットケーキのおいしい召し上がり方』の紙が置いてありますので、これに基づき万惣ではお馴染みのすりきりバターとたっぷりの濃い色のシロップをかけて頂きます。海外から進出してきているいわゆるパンケーキはお腹に溜まるものが多いですが、こちらのホットケーキは驚く程軽い口当たり。あっと言う間に間食してしまいました。

そしてフルーツパフェ。大きめにカットされた果物が「これでもか!」という位、アイスの下までぎっしりと入っています。神田の万惣といえば、マスクメロンを日本で一番最初に販売し、宮内庁御用達に果物業界で初めて認定されたお店。さすが万惣の元職人さん達が厳選されただけあり、最高級の果物達は本当に瑞々しく甘い!このお値段でこれだけ上質な素材のパフェを食べられるお店はなかなかないと思います。季節ごとに変わる『季節のパフェ』もあるので1年中旬の果物を味わう事が出来ます。

新しくなりつつも万惣の古き良き味を大事に受け継いでいるFru-Full。働いている方々の万惣に対する思いがひしひしと伝わってきました。昔からの万惣ファンも初めて行く方も大満足して頂けるお店だと思います。


■フルフル(Fru-Full)
東京都港区赤坂2-17-52 パラッツォ赤坂1F
TEL:03-3583-2425
http:////ameblo.jp/fru-full0424/

(text & photo by 田中美幸)





最先端のファッションが集る街、表参道に昨年7月、「茶酒 金田中」がオープンしました。
新ばし花柳界に本店を構える、料亭「金田中」が日本料理をより気軽に楽しめるように、とオープンした店舗です。

世界的に活躍するアーティスト、杉本博司氏がデザインした店舗は、長方形の空間に横長の白木のテーブルが2台高さ違いに設置され、上の段は横並びに、下の段は机を挟んで向かい合って座ります。天井までいっぱいにとられた窓から杉本博司氏自ら石を選び配置した苔庭を眺めれば、京都を訪れているような気分に浸れます。奥には個室もあり、そこからはエントランスに設置された作品「窟竟頂」を観ることができます。

甘味のメニューは5〜6種類。他に、ランチやコース料理もあります。今回は「栗餡の温汁粉 御所麩」と金田中名物の「峰岡豆腐」をお抹茶セットでいただきました。美しい竹の器に入って登場した峰岡豆腐は、ブラマンジェのようなやわらかい食感にミルクの優しい風味が丁度良く、甘過ぎない大人のデザートといった趣。お食事のあとにいただいたらとても気分良くお食事を終われそうな優しい印象です。

そして栗の温汁粉。これが絶品でした。あずきのお汁粉に栗が浮いているのかと思いきや、お汁粉そのものが栗餡!。もちもちした御所麩が栗の風味を引き立てます。これを頂くためだけにまた訪れたくなるような印象に残る一品でした。

テーブルや椅子はもちろん、お盆や器にいたるまで全てきちんと選ばれた上等なものばかり。それらに囲まれ、美しく計算された空間の中でいただくと、自然と背筋が伸び、気持ちが整うのを感じます。

上質な空間で甘味をいただける、大人向けの贅沢なお店。日々のせわしなさに一息ついて、すっと気持ちを整えるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。



■茶酒 金田中(サーシャ カネタナカ)
東京都港区北青山3-6-1
oak omotesando 2F
TEL:03-6450-5116
営業時間 11:00〜19:30
定休日:不定休
http://www.kanetanaka.co.jp

(text & photo by 近藤祐子)

 

 



 

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