株式会社 アンゼン・パックス HOME
HOME > プランニング事業 > 月刊"TOKYO@EXPRESS"
 
 


洗足池をひとめぐり散歩した勢いで商店街を歩いていると、小さな看板に吸い寄せられました。Patisserie AKANEは、看板の奥の階段を上がったマンションの一室に構えられた、すっきりとセンスのいいお店です。

入り口脇に飾られたパティシエの略歴にも「たまご屋生まれ」(笑)とあるように、こちらのパティシエ、田中茜さんのご実家は西多摩郡の上野養鶏場。その日産みたての卵を直売している地元で人気のたまご屋さんなのだそうです。もちろんこちらのお菓子にはご両親の作られた新鮮な卵がふんだんに使われ、頂いたプリンも卵の風味がたっぷりです。

秀逸なのは焼き菓子で、パウンドケーキやガレットなど良くある平凡なアイテムながら、一口ほおばるや広がる良質な卵とバターのハーモニー。完全にノックアウトされました。焼き菓子でもうひとつ、写真の左奥はバラの花をかたどったかわいいアップルパイ。実は今まで「アップルパイ」というものにもうひとつ魅力を感じられなかったのですが、こちらのは花びらがパリパリ軽くなく「ざくざく」していて、これが中のりんごのしっとりとすごく合うんです。

この夏田中さんは出産されたとのこと、おじいちゃんおばあちゃんの卵でママが作ったケーキを赤ちゃんが食べる日も近いかもと思うと、ガレットのおいしさにさらにあたたかなものが加わったような気がしました。

それにしてもあの日なぜパウンドケーキをスライスしか買わずに、しかも撮影する前に食べてしまったのかと後悔しても後の祭り。次回はパウンドはホールで、さらに上野養鶏場の産みたて卵も1パック忘れず買うことを固く誓う今日この頃です。


■Patisserie AKANE
東京都大田区上池台2-23-9 ラスタ洗足池 201
火〜土 11:00〜18:00
日・月 定休
http://p-akane.com

(text & photo by 菊池和美)






感覚が乱れるほどに暑かった夏も去り、季節は冬となりました。空気が冴えたら味覚も澄んで、ようやく、「日本茶の繊細な味をじっくりと愉しみたいな」と思えるようになりました。

表参道の喧噪からひと呼吸置いた場所に居を構える「茶茶の間」さん。日本茶ソムリエ(日本茶インストラクター)の和多田喜さんが丁寧に日本茶を淹れてくださる、日本茶カフェです。

店頭のお茶は、和多田さんが生産地に直接出向いて品質を確かめられているもので、常時30種以上用意されているとのこと。
今回はその中から、「煎茶・さわやか(さやまみどり)」をいただきました。

目の前でじっくりと淹れてくださる一煎目は、小さな器にほんの少量。口に含むと、一瞬で味覚の輪郭が際立つような、濃厚な旨味を感じました。2〜3分茶葉を水出しして、お茶のエキスを抽出したものだそうです。二煎目は、存分にお茶を愉しめるよう、ポットにたっぷりと淹れてくださいます。湯気にのって立ちのぼる香気を吸い込み、ほっとやすらぐひととき。淹れ方によってこんなに味わいの幅が変化するなんて、日本茶とはじつに奥深く、おもしろいものだなと感じました。

お茶以外にも、「自家製のお茶アイスクリーム」「手煎りほうじ茶寒天のあんみつ」など、日本茶に精通したお店ならではの甘味をいただくことができます。

日本茶の匠に日本茶のおもしろさを教えていただける「茶茶の間」さん。寒い冬のやすらぎの場にも、おすすめです。

■表参道 茶茶の間
東京都渋谷区神宮前5-13-14
TEL.03-5468-8846
営業時間11:00~19:00
月曜休
http://www.chachanoma.com/
(text & photo by 大町友美)









▲PAGE TOP
Copyright (C) AnzenPax all rights reserved.