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パッケージ 菓子用既製品
 
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菓子用既製パッケージの
オンラインストア STYLE Packaging(スタイルパッケージング)

News of package Making







 
 

日々、クライアントのパッケージ製作に携わっている営業担当者。
その仕事を通じてプロならではの視点で見た現状、課題などをコラムにしました。
製造現場からのホットな情報としてお読みいただければと思います。

 
 
 


 

平成27年4月1日に新しい食品表示制度が施行されてから、早4年が経過しました。時代も「令和」となり、(加工食品・添加物における)旧制度に基づく表示の猶予期間(5年間)も残すところ後1年を切る形です。既に完全移行している菓子メーカーも多い様ですが、一方で専門店レベルではまだその対応に追いつかず、今も急ぎ一つ一つ切り替えているという方も多いかと思います。

当然ながら表示とパッケージは密接な関係にあり、私達もこの数年で、パッケージは「表示をするためのもの」である、ということを大変痛感させられているところであります。とりわけ日本の菓子は個包装の文化。これまでは、菓子を適切に保護し、かつ、その菓子自身の姿、もしくはデザインによって商品訴求力を上げるのが弊社の追求する「機能美」でありましたが、最近ではここに「(法に則った)充分な表示のための面積が担保されること」が強く求められるようになって来たと感じます。ともすれば三つ巴の状況に、お客様と一緒に頭を抱えることも増えています。

しかし、弊社はパッケージコーディネーターとしても、決して安易に「側面・背面を全部潰して表示を入れましょう」というご提案はしません。
1. 表示可能面積の正しい把握と取れる選択肢の確認
2. 適するフォントポイントの選択
3. デザイン・美粧性との融和
4. パッケージ形状での工夫
これら4つの視点から菓子と向かい合い、お客様にご納得のいただけるパッケージづくりを心掛けています。

先日、あるお客様から球状に近い形状をした小さな瓶に関するパッケージ制作のご依頼をいただきました。お話を聞くと、「表示ラベルを側面に貼って販売していたところ、ラベルがシワになってしまって一部表示が見えない、とクレームをいただいしまい…至急対応を考えなくてはいけない。しかし、瓶の中身、カラーは大きく見せたいので箱詰めは避けたい。」ということでした。そこで、上記1.〜4.をお客様と一緒に確認し、とりわけ4.の部分で表示シールを平面で貼るための新規パッケージを考えていくことになりました。

最終的には、様々な形状試作を通して、「底台紙」という形を採用いただきました。箱でもなく、スリーブでもなければ、トレーでも無く、瓶との固定機能を持たないただの抜きっぱなしの台紙。これを「固定させる」方法は、お客様と何度も打ち合わせを重ね、アイスブレイクを挟む中で偶然生まれた一つのアイデアに依るものでした。パッケージと呼ぶにはあまりにシンプルな構造で、それ単独では何に使うのか想像がつかないものではありましたが、前述の三つ巴の機能美を確かにクリアしている点で、これもひとつの「パッケージの新しい在り方」なのかもしれません。

正直に言えば、如何にシンプルなものとは言え、「表示のため」に新規にパッケージを追加していただくことは心苦しい部分もありましたが、それでもお客様に大変満足いただけ、無事に製品の販売が再開出来たとお聞きし、パッケージコーディネーターとしての役割は果たせたのかと自負しております。

まだまだ表示とパッケージでお悩みの方も多いことと思います。パッケージは「表示をするためのもの」ではありますが、それだけではありません。新しい時代には新しいパッケージの在り方も必要です。そこに求められるのは、新しい技術だけでは無く、これまでにあるものを活用するちょっとしたアイデアなのかもしれません。 

長くパッケージと共に歩む弊社だからこそ、アイデアの知識・ソースは多様にございます。パッケージの更なる可能性を探し、一緒にとことん考えさせてください。皆様のご相談をお待ちしております。




■マーケティング部 竹野 由航

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