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News of package Making







 
 

日々、クライアントのパッケージ製作に携わっている営業担当者。
その仕事を通じてプロならではの視点で見た現状、課題などをコラムにしました。
製造現場からのホットな情報としてお読みいただければと思います。

 
 
 


 

パッケージにおける表面加工において、「箔押し(ホットスタンピング)」は手軽に高級感を演出することが
できるものとして、今やコンビニ菓子の箱にすら当たり前の存在となっています。金属特有の鏡面光沢が美しく、微小ながらも圧着されることで生まれる凹凸感は、確かな陰影のある立体感を作り出し、他の印刷方法では得られぬ特別感・ラグジュアリー感を演出することは間違いありません。 

そんな「箔押し」加工でありますが、その歴史を紐解けば、我が国においては、もともと金粉・銀粉で漆器の表面に絵文様を施す日本の固有手工芸を指す言葉であり、由緒正しき美しき加工方法でありました。それが、時代と共に工業化・機械化に導かれて進化を遂げ、次第に現在のような高温・高熱で金属箔を熱転写する方法へ至りました。その結果、当時は本当の美術品にしか許されなかった特殊加工が、今となってはパッケージにも気軽に施せる加工へと普及し、高級感の演出の代名詞的とも言える存在となったのです。

ところが、機械化で普及を成し遂げた「箔押し」ではありますが、機械作業ゆえの問題もあり、「細かい文字や線は表現出来ない」というのは箔押しの暗黙の了解事項でした。あまりに細い表現は、熱転写の際に箔が定着せずに「欠ける」か、他の部分も定着してしまって「潰れる」ことが常であり、我々パッケージコーディネーターもデザイン的に0.3ptの線や5ptの文字などが含まれる場合は、安全を見て、全体サイズの調整か太らせる処理を施すかをお客様にお願いする場面も少なくありませんでした。

しかし、技術というのは進化を続けるものであり、今この問題に対しても解決方法が見出されてきています。一つは、「インラインフォイラー印刷」。これはオフセット印刷機に箔加工ユニットを取り付けることで、印刷工程の一部としてメタリックカラーを定着させることを可能にしたもので、驚くべきは箔押し部分に平滑性があるため、そのままワンウェイでUV印刷、更には疑似エンボス(クリアコート)までを実現できるというものです。日本ではまだ導入実績が少ない印刷機ではありますが、印刷機械進化のまさしく究極系といっても過言でなく、「最高級」の印刷表現を「効率的」に生産することが可能です。

もう一つの方法は、上述の機械進化に比べるとインパクトに欠けるかもしれませんが、シンプルに「製版」の技術を高めることです。版の目(金属板上における凹凸)を極限まで細かく、かつ精度を高めることで、なんと「写真」をモノクロトーン調で、箔押し表現で再現出来るまでに至っています。網点表現を箔版で可能にするということは、誰も想像し得なかったことで、これもまた究極的な技術進化と言えるでしょう。

どちらも近年実現された技術で、残念ながらまだ広く普及には至っておりませんが、かつての「芸術的手工芸」がこうして一般化したのかもしれません。遅々としてではありますが、技術は間違いなく日進月歩で向上しているのです。そして、その美しき進化を遂げた加工・表現がパッケージと相まった時に、他ならぬ内容物の価値を上げ、新たな消費を生み出す力となると我々は信じています。

身近で当たり前となってしまったために、目新しさを欠くように感じられる「箔押し」ですが、今一度その歴史と進歩に想いを馳せて見ると、またパッケージの見方も変わってきます。弊社営業が「パッケージコーディネーター」を名乗るのも、皆が根底にこうしたパッケージに対する愛をもっているからでございます。

パッケージで「箔押し」加工をご検討の方はもちろん、パッケージの印刷表現に限界を見ていらっしゃる方、ぜひ一度弊社にご相談ください。お話をお聞きした上で、最新の技術と、それに負けるとも劣らぬパッケージへの情熱を持って、解決案をご提案させていただきます。




■マーケティング部 竹野 由航

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