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オーナーズコラム

和菓子はどうやって売れていくのか?  2018.09

 

猛暑が去ってすっかり秋の風情を感じられるようになったが、今年に入って以降、和菓子専門店の販売が振るわないといった話をよく耳にする。

一説には不安定な天候などを理由に挙げる向きもあるが、目に見えて振るわないのは都市圏の路面店、そして地方などの百貨店の閉鎖による出店店舗の減少といったところであろうか。しかし真の要因はそれだけではなく、もっと奥深いように思われる。それを解く鍵は、世の中の景気全体の動向というキーワードが一つ。そして複雑化した情報伝達であろう。

景気動向の話は、誠に私見であるが、経済が上向くときには和菓子の販売が振るわないように思えてならない。金融や不動産といった政策などによる景気誘導は、まさに現在の状況を表している上に喜ばしいことであるが、実はそうなると価格の安い菓子の消費は後回しとなり、高額品やレジャー、海外旅行などにお金が廻って行ってしまう。12年くらい前の2007年前後もそうであった記憶があり、さらにその前のバブル期もそうであった印象だ。反対にデフレで世の中が緊縮ムードになると、せめて高級な菓子で満足を得ようとスイーツが話題になり消費が増える感がする。

もう一つの「複雑化した情報伝達」であるが、これはテレビ雑誌を中心としたかつての単純な情報伝達が、既知の通りインターネット&SNSによる情報拡散で全く予測がつかなくなった。話題となるモノは、コトも含めて予測不可能に伝播し、なかなかストレートに消費者に届かない。こればかりは大手のメーカーも悩んでいるところであろうが、一番のポイントは「消費者がどうやって和菓子などの買う情報を手に入れ、購買につながっているのか?」であろう。

一個のお菓子に満足をいただき、またそれがリピートしていくためにはどういう仕掛けが最低限必要なのか?弊社としても切実な課題として取り組んでいけたらと考えている。



代表取締役社長 尾関 勇

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